【フリゲ感想※ネタバレ注意】ファイナル☆タカノマサ(YOSHIOさま)

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個人的2017年のゲームオブザイヤーな作品、ギャグとシリアスが交差する、奇想天外RPG『ファイナル☆タカノマサ』です。全身黒タイツの男、タカノマサがヒロインのミスチルちゃんのために地球を救うために頑張る、という物語です。

特に秀逸なのはキャラクターとそのシナリオです。もうね、俺の好きなことがすべて詰め込まれているといっても過言ではないです。プレイがおわったときには、登場キャラクター、とくにパーティキャラクター全員好きになってました。

基本的にはギャグが9割です。ただ残り1割でめちゃくちゃ熱い展開があります。普段はギャグばかり言うキャラクターたちが急にシリアスになって熱いことをするんですよ。例えば普段はわけわかんないことよく言ってるキャラクターが、大事な人のために敵組織の幹部に一人でボロボロに立ち向かう。そこに主人公たちがギリギリのところで到着！みたいな展開です。こういうの大好きなんですよ。

このゲームに関しては、まずプレイしろ、と言いたくなるくらいです。

プレイはここからできます。

https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm3961

上のタイトル画面の下にあるのはファンアートです。描いちゃいました。

以下、ネタバレ込みの感想です。パーティキャラクターひとりひとりに関する感想とか書いてます。

このゲームの一番の魅力はキャラクターだと思うので、それを軸に思うままに書きます。あくまで個人の感想なので違うことが書いてあるかもしれないのでご注意を。

タカノマサ

物語の主人公。全身黒タイツです。普段はかなり不遜で自分勝手、破天荒な行動が目立ちますが、その行動原理は『ミスチルちゃんのため』が最優先で、なんやかんやいいつつ、『頑張っている人のため』に行動するキャラクターだなという印象でした。つまりめちゃくちゃいいやつです。普段はこのタカノマサというキャラクター含め、ギャグっぽいセリフ・態度が目立つのですが、それとシリアス時のかっこよさのギャップが魅力ですよね。ミスチルちゃんがピンチの時にを助けに割って入ってきたときはもう最高に滾りました。最初はただの自分勝手なイヤな奴なんですけど、そういう一面を見てるとそれも含めてドンドン好きになりました。一回だけ頭の黒タイツ部分が取れるシーンとかかっこよかったな。このゲーム、ここぞというときだけ顔グラ変えてくるのが本当に卑怯。

ミスチル

ヒロイン。かわいい。ほんとうにかわいい。言動とか行動がいちいちかわいい。結局かわいいが正義で、主人公の行動理由は「ヒロインがかわいいから」というのが最も納得感があることを分からせてくれたキャラクター。かわいい。かわいいだけじゃなくて芯もある。かわいい。実際のとこタカノマサのことLikeなのかLoveなのかがちょっと分かんない描写をされてるのがいいんですよね。かわいい。個人的にはLoveLoveされると見てられない性分なので、これくらいでちょうどよかった。かわいい。

西

最強の二歳児。おまえ本当に二歳児なの？っていうくらいの落ち着きと貫禄がある。西くんの魅力はラスボス倒した後のお母さんとの再会シーンで気づきましたね。登場時からそのシーンまで、落ち着いてパーティを支える、ゲーム的にも物理特化な戦士みたいなキャラクターを通してたんですよ。船酔い以外は弱音を見せてなかったんです。でもお母さんとの再会シーンで涙をみせたとこでね、「そっか、お前そういや二歳児だったんだよな・・・。お母さんを助けるために無理して頑張ってたんだよな・・・」と涙腺大崩壊でした。

モツ夫

科学的に。が口癖のかなりイッちゃってるキャラクター。しかも勇者の剣とか探してるんですよ、もうただのやばいやつでしょ、科学的に。・・・でもこいつがさ、故郷で一人四天王の幹部の攻撃をボロボロになりながらも止めていたシーンは最高に鳥肌がたった、科学的に。こういう変な奴が奮起して強敵に立ち向かう展開が大好物な俺としては最高でした、科学的に。

やきとり

顔でか天空人。ちなみに顔がでかい理由は不明。こいつはヘタレキャラですね。でも例のごとくこいつも頑張るんですよ。あまぐも姫のために。あとすげーピュアでいいやつなんだよな。友達にほしい。やきとりはゲームとしては『１ターン全味方を無敵にする』スキルが強すぎてすごいお世話になった。ヘタレなのに超強い。味方になってからはボス戦に絶対入れてました。ちなみに最初はレギュラーメンバーになるとは思ってませんでした。

あまぐも姫

やきとり大好きな超毒舌天空人の姫です。まじですごい毒舌でした。YOSHIOさんのボキャブラリーすげーわーーと思いました。いろんな奴に毒を吐きまくる彼女ですが、やきとりには一途なのが本当にかわいくて卑怯。結婚するためにあらゆることをするんですよ。どんだけ好きなんやって。なんでやきとりのこと好きになったんだろうか。ともかくやきとりとあまぐも姫のカップルホント好き幸せになってほしい。

しもちゃん

下ネタ侍。会話のなかにほとんど下ネタが組み込まれている。これもYOSHIOさんのボキャブラリーすげーわーーと思いました。世界が平和になる、というポリシーだったかな・・・？ただのスケベな奴じゃないですよ。むしろ紳士だと思います。コオロギ顔のじじいとの接点がある数少ないキャラクターですしね。この辺もっと掘り下げてみてみたいなぁ。あとスキル使用時のキャラクターカットインが一番かっこよかった

お鉄

カリスマ元帥。かなり終盤で仲間になるキャラクター。物語序盤～中盤までは悪役気味に描かれていた地球防衛軍のトップです。このジジイがまたカリスマがあってな、地球防衛軍の隊員の顔と名前全部覚えているとかいう理想の組織のトップみたいな人なんだよ。最初印象が悪かった地球防衛軍のイメージが、この人の登場で一気に良くなりました。